この記事では離婚への意志が固まり慰謝料と養育費の取り決めをしていく時のことについて書いています。
考慮すべきことをピックアップ
夫からの離婚請求に応えることに決まり、離婚に向けて整理しなければいけないこと、用意しなければいけないことを書き出しました。夫と不倫相手への慰謝料請求に始まり養育費の算定、財産分与、公正証書の作成、別居前の住まいの処分、離婚後の住まいの検討、改姓するかどうか、保険の受取人の変更…やることはいっぱいありましたので漏れがないよう各項目をリストにして整理しました。
夫の方から資料が送られてくる
離婚の合意をしてから数週間後夫から封書が届き、中身は財産分与に関する詳細や慰謝料・養育費に関する資料でした。財産分与に関しては住宅売却に関することやその他預金口座のコピーなどがあり、慰謝料と養育費に関しては夫側の希望額が書かれていました。慰謝料は相場より低く、養育費も裁判所の算定表の金額よりも低い金額が書かれてありましたので、私は自分の希望金額とその理由を返信しました。
金額交渉は半年以上に及んだ
慰謝料は不倫相手と夫二人に請求しました。具体的な金額は「不倫が原因で離婚に至った場合の慰謝料」の一般的な相場の範囲◯◯◯万円〜◯◯◯万円の高い方を夫と不倫相手それぞれに求めました。あれだけの苦しみを味わったことを思うと正直これでは安いと思っていました。人生壊されたんですからね…本当はもっと上乗せしようかとも考えたのですが、金額が決まらずにまた調停等になった場合慰謝料が希望額を大幅に下回る可能性が無くもないのでそれはやめました。養育費に関しては算定表より少し高い金額を希望しました。夫の希望額のまま子供の進学時に増額することも考えたのですが、夫は金銭管理が苦手な方でしたので子供の進学時にまとまったお金がない可能性もあり、子供の進学時に養育費の見直しを行わないことを条件にして毎月の希望額を提示しました。お互いに相手から返事が来ると返信をするのに考える時間が必要でしたので、それなりに時間はかかりました。何度かやり取りをしたのち金額の変動はありましたが合意が取れて次の段階に行きました。

公正証書の作成へ
慰謝料や養育費など金銭の支払いが滞ったときには裁判の判決を得ずに強制執行することが認められている特別な証書ですので私は作成することにしました。とは言え公正証書を作るなんて滅多にない経験なので…ネットの情報だけではイマイチ感覚が掴めず、公正証書作成ってどういう流れなんだろう?としばらく悩んでいました。本当に未知の領域でしたので…調べ始めた時は市役所で住民票などを取得するようなイメージを持っていました(汗)私の場合は、
1、公正証書に記載したい約束事をピックアップ
2、約束事の内容を決める(具体的な金額、支払い方法、期限など)
3、約束事の内容に基づいて公正証書の文案を作成
4、公証役場に文案と身分証明書を提出(郵送しました)
5、公証役場から予約可能日の連絡が来る
6、出頭日の予約を取る
7、出頭日当日公証役場に出向く
という流れでした。
出頭日当日は公証役場にて既に作成してある公正証書の内容を公証人立会いの元確認、署名捺印という感じで進み、1時間かからないくらいで終了しました。
POINT
1、養育費の取り決めの前に預貯金、子供の数、年齢、それぞれ何にいくらお金がかかるのかを計算しておくと金額交渉時に有効です。