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不倫慰謝料請求裁判を起こす

この記事では不倫相手に対して慰謝料請求訴訟を提起した時のことについて書いています。

最後の手段に来てしまった

予想ではこんなに長引くはずはなかったのですが、とうとうここまでやらないといけない日が来ました。ここまで戦って来て正直もう早く終わらせて楽になりたい気持ちと、私を悪者にして逃げ切ろうとする夫と不倫相手を絶対に許したくない気持ちがありました。

訴訟提起に関しては専門家に任せた

訴訟提起に関しては当然初めての経験ですし専門的な知識もそれなりに必要だったので、弁護士さんに訴訟手続きを委任しました。訴状に記載する不倫の経緯は予め別資料で証拠と共に用意してあったので、その内容を弁護士さんがA4の用紙15枚ほどにまとめました。弁護士さんがまとめた文書を私に添付してもらい、内容の確認作業は自分でやりました。そこそこの量の文書でしたので誤字脱字や認識齟齬を招きかねない表現のチェックなど、結構頭を使う作業ではありました。数回に渡り訴状のチェック作業を行なうと同時に、不倫相手には訴訟提起する旨を記載した通知書を送付しました。

裁判所イメージ

その後の動きがどうなるかは全くの未知でした

通知書を不倫相手に、訴状を裁判所に提出したのちしばらくは様子を見ていました。この後何が起こるかはわかりませんでしたが何がどこから飛んでくるかわからなかったので様々な準備をしていました。

とある日…代理人の弁護士から連絡が

いつも通り職場で勤務していたらスマホに着信がありました。誰かなと思って確認すると私の代理人弁護士さんでした。昼休みに折り返し連絡すると、私の夫から裁判取り下げの要請があったとのことでした。一体どういうことなのか…不倫相手に対して起こした訴訟のはずなのになぜ夫が出てくるのか…それを聞いたときは正直どう受け取ったら良いのかすぐに判断がつきませんでしたが検討の結果、数日後に私が夫から直接話を聞くことになりました。

夫の話の内容は…

後日、夫から話を聞く場を設けました。私の頭の中は真っ白に近かったと思います。夫は不貞関係の事実を認めます、だから不倫相手を訴えるのをやめてくださいとのことでした。そして、不倫相手と一緒になるから離婚してくださいと私に言いました。嘘でしょ…嘘だよね…そんなはずないよね……私はこの時、自分が最後の最後まで夫を信じていたことに初めて気が付きました。嘘だって言ってよ。私と子供のこと捨てるなんてそんなことあるはずないよね?ねぇ、これは嘘だよね、そうだよね、絶対嘘だよね…。私の脳は必死に事実を否定しようと頑張り、今まで戦い続けて来た苦しい日々がフラッシュバックして涙が次から次へと流れて来ました。信じていた夫が自分と子供を捨てて他の女性を庇っている状況なんて、簡単に受け入れられるはずもありませんでした。この時はただただ涙が止まらず、嘘であってほしいと願い続けたことしか覚えていません。そして、私と子供の平穏を奪った不倫相手からは謝罪の言葉を得ることはできませんでした。この涙をどうやって止めたらいいんだろうか…もう生きるのやめたい…しばらくそんなことばかり考えていました。

夫の望むようにしました

あまりのショックに涙止まらぬ日々が続きましたが、色々考えた結果夫の望み通り裁判は取り下げることにしました。その理由としてはまず第一に裁判で慰謝料の金額を争うとこちらの希望額よりも低くなってしまう可能性があることを懸念したからです。不倫の事実は非常に大きなショックではありましたが自白により不貞関係であることの最大の証拠は取れたので後のことは自分でやることにしました。私の代理人としてお願いした弁護士さんにもこの後は自分で進めることを告げ、弁護士さんとの委任関係はこの時で終了しました。

夫はなぜ取り下げを望んだか

不倫相手に対して起こした訴訟を私の夫が取り下げ要請を出すに至った大きな要因は、私が保存していた数々の証拠でした。後からわかったことですが、夫は私が持っていた証拠を覗き見したことがあり(別居前、証拠の保存場所を漁った痕跡がありました)その証拠について夫自身の代理人弁護士さんに相談していたようです。写真、スマホのトーク履歴、GPS、音声、動画、他者の目撃情報、そして不倫発覚からその時までの経緯を証拠を参照する形で綴った資料…これだけ揃っていたら不貞関係の否定はだいぶ苦しく、別居前における夫婦関係破綻の証明も難しくなるだろうと…私が頑張って取得した数々の証拠はこのような形で効果発揮となり一件落着と言いたいところですが…こうして今後は本格的な慰謝料請求のやり取り、そして離婚手続きへと進むのでした。

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