この記事では別居時に必要なお金のことやお子様の転校についてなど少し詳しく具体的に書いています。離婚時のお金のことと重複する部分もあるかもしれませんがご容赦ください。別居を検討している最中の様子はこちらの記事「不倫の証拠は全て揃った。その後はどうする?」も合わせてご覧ください。
目次.
1、婚姻費用は忘れずに請求、今後支払われなくなる可能性も視野に入れて対策しておく必要も2、余裕があったら…別居先で受けられる行政のサポートを予め調べておくと◯
3、子供の転校手続きとかはどうなる?
4、引越し当日の流れはこんな感じでした
5、余談…別居当時の心境は…
婚姻費用は忘れずに請求、今後支払われなくなる可能性も視野に入れて対策しておく必要も
夫婦にはお互いの生活を助け合う「生活保持義務」があり、別居中もその権利は継続されるということで夫より収入が低い私は(当時は扶養内のパートでした)私の指定の口座に月々の生活費を振り込んでもらうよう残しました。有責である夫は私に離婚を要求しており、当時は私が離婚に応じないことに腹を立てていたこともあったので後々婚姻費用を支払わない可能性も十分にあるなと思い、支払われなかった場合は夫の職場に連絡するなり家庭裁判所に調停申立て等しますと予め伝えておきました。金額は当時生活していた生活費よりプラス2万円くらいの額で請求していました。(万が一支払われなくなった時のためにその2万円は貯蓄に回しておこうと考えました。)婚姻費用算定表がありますがあくまでも婚姻費用の目安なので金額はご家庭によって様々になると思います。不倫した夫が許せなくて婚姻費用をべらぼうに高い金額で請求したくなる気持ちもわかりますがそれをするとのちに調停や裁判でこちらの印象が悪くなってしまったり、最悪の場合「脅迫」と言われることもあり不利な結果しか産まないことになりかねません。またその逆もしかり…収入の低い側が不倫をし、一方的に家出をした後に婚姻費用を不当な金額で請求してくると言った悪質なケースも多数存在するようです。このケースに当たったらたまったものではありません…不倫という違法行為をしておきながら自分の権利を利用して法外な金額を搾取しようとするなんてとんでもありません。このようなケースに遭遇してしまった場合には金銭要求された時のやり取りは必ず残すようにし(LINE等であればスクリーンショットを、電話や口頭であれば録音を)、調停中であればそのやり取りの様子を調停委員さんに見せ、ご自身が不当な要求をされている事実を必ず伝えることが大切です。離婚の理由と事情はご夫婦それぞれであり、事情が似ていたとしても全く同じケースは存在しないくらい様々だと思いますので一概には言えませんが、これをご覧になっていらっしゃる皆様が不利にならぬよう願っております。

余裕があったら…別居先で受けられる行政のサポートを予め調べておくと◯
別居中はまだ離婚していないので、収入が低い側の方はお子様と共に別居先で行政の金銭的な各サポートを受けられない場合があると思います。例えば「子ども手当」「育成手当」「医療費の免除」などが挙げられます。お子様がすでにご自身の扶養に入っていて毎月支給される自動手当て等の振込口座が皆様ご自身の場合は別居先でも受けられる各手当てはあると思いますが、大半の女性の場合お子様が夫の扶養に入ったまま別居する場合が多いと思います。別居先の役所に扶養者である夫の現況届(収入の証明)などを送ることができるなど別居先で行政の金銭的サポートを受けるための手続きが出来れば良いのですが、それが難しい場合は別居後も引越し前の市区町村で受給していた子ども手当等が継続して扶養者である夫の口座に振り込まれる事になります。私はこれらの事を考える余裕がないまま別居してしまったので、別居先では他の子どもたちは無料になる医療費を支払う事になり、余計な出費が増えてしまいました。
子供の転校手続きとかはどうなる?
お子様と共に別居する方も多いと思います。転校した経験があるお子様と親御さんなら大丈夫かと思いますが初めての経験になる方が多いかと思います。私も別居で初めての転校となりそれはそれはもうどうしたらよいかわからず調べものの毎日ではあり、ここで全てを語ると大変なことになってしまうので大事な部分と私が経験した引越し当日転校手続きの流れ(異なる市区町村で公立小学校の場合です)を書いておきます。まず引越し先が決まったら引越し先の学区でどこの学校になるか調べる → 引越しの日が決まったら現在の担任の先生に報告する → 引越し先の学校に転入予定の電話をする(ここ学校によってかなり微妙だったりするので要確認です!私の場合ネットの情報を頼りにしていて現担任から転校先に当然連絡が入っているとばかり思っていたのですが連絡が入っておらず、危うく転入予定の学校に転入の連絡がされないところでした。)→ 引越し当日学校にて必要書類を受け取る(この必要書類受け取りに関しても学校によって違うので要確認です。引越し当日までに書類を用意して渡してくれる学校もあれば、引越し当日でないと書類を出してくれない学校もあります。私の場合は後者だったため引越し当日の予定を大きく変更する必要が出てしまいました。) → 転校先の学校に必要書類を持っていく。という感じです。
引越し当日の流れはこんな感じでした
私の別居当日は、まず早朝レンタカーを借りに行きました(営業時間外だったのですが事情を話して早朝に対応してもらいました)→ 準備していた荷物を載せて学校に書類をもらいに行く → 車で数時間の別居先に移動 → 荷物をある程度降ろしたら役所に行って転入&教育委員会で転校手続き(待ち時間含めて役所での所要時間は1時間半くらいでした) → 午後転校先の学校に必要書類を提出しにいく。 → レンタカー返却しに戻る → 電車で21時頃帰宅。。こんな具合でした。

余談…別居当時の心境は…
はい、肉体的にも精神的にもとても辛かったです(泣)当時は色々な事情が重なり荷物の準備が正直そこまで万端ではなく、借りてきたワゴン車に詰めるだけ詰めて出るという感じでした。別居を決意したものの元々の住まいは気に入っていたので、この土地に今までの感謝と共にもうここに戻ってこられる日はないのかなと思うと涙が溢れ…道中は今まで過ごした日々の思い出ばかりが頭に浮かんで来ました。とは言え向こうに到着したらやることはたくさんありますし万が一書類に不備があった時の対応を考えなければならず、頭痛がしんどかったことを思い出します。語っていたらちょっと長くなってしまいましたねすみません(汗)とにかく体力をかなり使う1日になることは間違いありませんので別居をご検討の皆様、どうぞ体力も同時にご準備ください!!
POINT
1、生活費に当たる婚姻費用に関しては後のトラブルを避ける対策もしておくと良い2、別居先でも行政の各サポートが受けられると便利
3、子供の転校手続きの手順は学校によって違うので早めのご確認を
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